仮想通貨は2000年代になってから登場してきた新しい概念なので、高いリスクを感じます。安心して仮想通貨投資を行うには、仮想通貨投資にまつわるリスクを知り、その対策を立てることが大切です。
過去流出したり、倒産してしまった仮想通貨取引所は日本に限らず世界にたくさんあります。
今後も多くの取引所が登場すると思いますが、一番に見るべきはやはり信頼性でしょう。金融庁から認可された取引所を使用し、セキュリティも万全な会社を選ぶべきです。また、万が一のときのために取引所は複数口座開設しておき、資産も分散させることリスク抑えることができます。 知識をしっかり持って挑めば、投資の可能性の一つとしては大きく稼げるポテンシャルを秘めています。
仮想通貨の投資を行うための基本的な知識について
仮想通貨は、国による管理を受けない電子マネーです。
ビットコインやリップルやイーサリアムなどの代表的なものに加え、その他にも非常に多くの仮想通貨が存在しています。
日本の仮想通貨取扱所が扱っているコインは代表的な銘柄のものですが、海外の取引所ではあまり知られていないような銘柄も含めて実に様々なコインを扱っています。 仮想通貨を売買するためには、仮想通貨取引所に口座開設をする必要があります。
国内だけではなく、海外の取引所にも口座を開く人もいます。 ビットコインがかつては低い価格だったものが大きく値上がりしたように、今は低い価格のコインも同じように価格が大きく上がる可能性もあります。
将来性を見つける草コイン
安い価格で買っておくことで、値上がりした時の利益が非常に高くなるため、そのようなコインを探すユーザーも多くなっています。 但し、仮想通貨の中には詐欺的なコインもあり、海外の取引所を使用する場合はそのようなコインをつかまないように自分自身で情報をしっかり集めることが大切です。
リスクを知って対策立てていれば大丈夫
大手仮想通貨取引所であったコインチェックから不正アクセスが相次ぎネム(NEM)が盗まれたという事件は記憶に新しいかもしれません。そのせいで、仮想通貨は流出してしまうものと思い、仮想通貨投資は危ないものだと感じた人も多いかもしれません。
仮想通貨投資で意識する必要があるのはセキュリティです。日本でも仮想通貨取引所がハッキングされ、大量の通貨が奪われた事件が起こっています。 海外でもその事例が多くあり、ハッキングされた仮想通貨取引所の中には倒産を余儀なくされたものもあります。 仮想通貨自体にセキュリティの問題があるわけではなく、仮想通貨取引所、しかも金融庁から認可されていないみなし業者による管理のずさんさが流出騒動を起こしてしまったのです。 仮想通貨取引所は通常はセキュリティは強固に固められていますが、それでも完璧に安全というわけではなく、資産を守るために自分自身でもセキュリティを考える必要があります。
セキュリティ対策「ウォレット」
そのために用意されているのが「ウォレット」と呼ばれるものです。 これは個人の財布のようなものであり、仮想通貨を取引する人は取引所に資産を預けておくだけではなく、それを個人のウォレットで管理しておくことでセキュリティのレベルを上げることができます。 仮想通貨取引所に申し込むにあたっては、しっかりと金融庁に認可されているのか、取り扱うコインの銘柄など、事前に確認を行うことが大切です。
買った仮想通貨はウォレットで保存しよう
買った仮想通貨を取引所に預けたままにしておくことは危険です。 過去に取引所は何度も犯罪者により仮想通貨を盗まれており、日本では2014年のマウントゴックス事件、そして2018年1月のコインチェック事件があります。 コインチェック事件では約580億円相当の仮想通貨ネムを盗まれ、日本円での補償が発表されましたがいまだ支払われていません。 なので買った仮想通貨はウォレットに移動させておきましょう。ウォレットは3種類あり、オンラインウォレット、ソフトウェアウォレット、ハードウェアウォレットがあり、基本的に後者に行くほどハッキングされにくくなります。
リスクを少なくする仮想通貨投資法
これから仮想通貨投資を始めようという方に注意点があります。それは販売所と取引所の違いです。簡単に言うと、二つの違いは「誰から購入するか」で、それぞれに長所と短所があるので、特徴をしっかりつかんで、自分に合った方法を利用することが重要です。
仮想通貨販売所=販売会社から仮想通貨を購入する場所
メリット:買うボタンを押すだけのシンプルな操作でわかりやすく、すぐに取引できることです。市場の混乱に影響されずに取引を行うことが可能です。ただし、販売会社から購入したのち、暴落時に取引所で買い手がつかずに売ることができないことがあります。
デメリット:販売会社が仲介を行って、オーダーを元に仮想通貨の売買を行うため、その分手数料がかかり、「取引所に比べて価格が高い」のが特徴です。
例えば、ビットコインを100万円で買った時のスプレッドが10%あった場合、ビットコインを購入した瞬間に、10%の手数料が引かれ、実質的には90万円で購入したことと同じと見なされます。これでは短期で売買するトレーダーの方々は買って売ってを繰り返すことは不可能です。この手数料のことをスプレッド(スプレッド手数料)と呼びます。
販売所は手数料たっぷり乗って割高 仮想通貨は基本的に取引所で売買をします。 その販売形式には販売所と取引所という2種類があり、販売所は運営組織が持っている仮想通貨に手数料を乗せたものを買い、売る時は手数料分引いた額で売るため、楽ですが割高になります。
仮想通貨取引所=利用者同士から仮想通貨を売買する場所
取引所とは、利用者同士で仮想通貨を売買する場所です。取引所は利用者同士の取引を仲介することなく、利用者同士で取引をし合う「場」を提供する役割のみ果たします。
そのため、取引を仲介する手数料を取る必要がなくなり、販売所に比べて「より安く仮想通貨を購入することが可能」となります。
メリット①:スプレッド手数料が安い
販売所を利用して仮想通貨を購入売却する場合、取引価格は販売所の言い値になります。売値と価格の差のことをスプレットといいますが、販売所でのスプレットと比べると2~5%ほど離れています。結果として、投資家が利益を得ることが難しくなります。しかし、取引所は投資家同士が取引をするため、取引価格も自分たちで決定します。スプレッドの幅が狭くなっているので、投資家が利益を出しやすくなります。
メリット②:注文方法が選べる
取引所では「指値注文」と「成行注文」の2種類の注文方法があります。指値注文は、自分で取引価格を決めて取引すること、成行注文は、現時点での最もお得な価格で取引することです。
購入希望量を入力するだけですぐに取引ができるので、同じように購入量を決めるだけの販売所で取引するよりも、ずっとお得に利用できます。すぐに取引を完了させたい場合は成行注文を、自分の言い値で取引をしたい場合は指値注文と、自分の状況にあった取引方法が選択できます。
デメリット:注文が失敗することがある
取引所の場合、個人対個人での取引となるため、自分で取引価格を決定しても、合意する価格を指定する取引相手がいなければ成立しません。先に誰かが自分の指定する取引価格での取引を行ってしまうと、希望価格での取引はできなくなります。
また、取引所で成行取引をおこなうときは、その時点でのもっとも有利な価格で取引をします。取引所での取引価格は取引板を見て確認しますが、成行取引をする場合取引板に表示してある購入板と売却板のそれぞれで、自動的にもっともお得な価格が選択されます。そのため、取引時に適した価格帯の板がなくなると、その次の表示価格で購入することになり、希望価格での購入ができない場合があります。取引希望価格があるなら、指値注文を利用するといいでしょう。